ちょっと前の話になるが、自動車税の支払用紙が届いた。チェックすると、何やら金額がおかしいものがあったので調べてみたところ、どうやら以下の通りらしい。
—–
Wikipediaより
2002年(平成14年)度
から、排出ガス及び燃費性能の優れた環境負荷の小さい自動車はその性能に応じ税率を軽減し、新車新規登録から一定年数(ガソリンエンジンで13年、ディー
ゼルエンジンで11年)を経過した自動車の税率を約10%ほど重くする税率の特例措置(いわゆる「自動車税のグリーン化」)が実施されている。
—–
つまり、45,000円の税金は49,500円になるのだ。古いものに関して税金が安くなるなら分かるが、高くなるとは一体どういう事だ? 支払用紙と一緒に添付されてきた「自動車グリーン税制」の説明には、こう書いてある。
○地球温暖化防止と大気汚染防止の観点から導入されました。
○新車新規登録から一定の年数を経過した環境負荷の大きい自動車については、税率が重くなります。
最近の自動車は性能がいいので、10年くらいではまだまだ問題なく走れる。仮に車を買い替えるとして、新車を作る、古い車の下取り、リサイクルもしくはスクラップ、ゴミの処理、それら諸々の全てのコストを含めて「地球温暖化防止と大気汚染防止」に繋がるのか? ガソリン1リットル当たり53.8円の重税を課して、「やっぱり燃費が良いのがいいよね〜」と言ってもらいたいんでしょ?
素直にハッキリ言えばいいのに。「新しく車を買ってくれないと、自動車産業が持たないんです」って。そのために燃料は高くして、税金もあげちゃえって。ものを大切にし、長く使うという美学はどこへやらだ。そんなに無理矢理雇用を守ったって、行き着くところは知れてるよ。
先日友人より教えてもらった本に、こんな面白い言葉があった。
『農作業にリストラはない」
だって。上手いこと言うなと思った。
コメントを残す