先日、初めての薫製作りにチャレンジしてきた。もちろん自分では作り方が分からないので、D氏にお世話になり、一から教わりながら作る事になった。
今回用意した肉は鹿、鴨、熊。写真は鹿肉だ。生のままでは薄く切れないし、凍ったままでは固くて切れないので、ちょうど良く半氷り程度の状態に解凍し、薄く切っていく。
これが付けダレ。赤ワイン、酒、みりん、砂糖、塩、醤油で味付け。分量は適当。さすが猟師、舌の感覚で分量は決まる。そしてこの黄色い器は、ずばりバケツだ。何せ肉の量が半端ではないので、普通のボウルなどではとてもじゃないが間に合わない。
タレに肉をつけ込んで網の上に並べたら、たっぷりとコショウを振る。そしてこのまま一晩、寝かせる。
ステキなお手製の薫製マシン。チップをトレイに敷き、萌えない程度の火力で燻す。
ちなみに箱の中はこの様な感じになっている。チップが炭になったら新しいものに交換し、下段上段を入れ替えたりと、何気に忙しい作業。
頃合いを見て取り出すと、この様な感じでジャーキーが出来上がる。出来立ての味はかなりの絶品だ。ちょっと厚い部分などがあったので、さらに2日ほど乾燥させて出来上がり。
ちなみに今回試した鹿、鴨、熊、どれも美味しいが、やはり鹿肉が抜群に美味かった。噛めば噛むほどジワ〜っと深い味がしみ出してきて、酒のツマミには最高だ。これを一度食べてしまうと、市販のジャーキーでは満足できなくなる。
出来上がったものは、作業した人で等分。生肉の状態からしたらかなり縮んだが、それでも結構な量だ(何せもう並べる場所がなくなって切る気力が失せたのに、まだ手付かずの肉がたくさんある)。しかしこれでしばらくは、酒のツマミに困らなくて済む。
Dさん、貴重な経験をありがとうございました。
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